“外見は魚、内面は人”という難役を繊細に表現するのは、TVドラマ「トンイ」や映画『コンフェッション 友の告白』などで脚光を浴び、奥深い名演から軽快なバラエティまで縦横無尽に活躍する個性派男優イ・グァンス。CGやVFXには頼らず、毎回4〜6時間を費やすスペシャルメイクと8kgを越える魚顔マスクを着用した半魚人スタイルで観客の視線をさらっていく。スクープを狙う熱血漢のTV記者には、『犬どろぼう完全計画』『台風太陽 君がいた夏』の若き演技派スター俳優イ・チョニ。彼ら二人を翻弄するワガママでキュートなヒロインには、人気実力ともに韓国若手女優No.1の呼び声高い『私のオオカミ少年』のパク・ボヨン。韓国映画界が世界に誇るライジングスターたちを迎え、ファンタジックでありながらも超リアル、笑えるけれども感涙させられる唯一無二の青春モンスタームービーがついに謎のベールを脱ぐ。
エグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞作『ポエトリー アグネスの詩』や、ヴェネツィア国際映画祭 銀獅子賞受賞作『オアシス』の監督&脚本家として知られ、『私の少女』『冬の小鳥』でプロデューサーを務めた名匠イ・チャンドン。そんな世界的巨匠の目にとまり、本作で長編映画デビューを飾ったクォン・オグァン監督は、カンヌ国際映画祭短編部門パルムドール受賞作『セーフ(原題Safe)』で脚本を担当した注目の俊英だ。本作では、コミカルな展開の中にも辛辣なテーマを織り込み、現代社会の問題点が浮き彫りにされる過程を巧みに活写。斬新なシチュエーションや心にしみる名セリフを通して「人生を豊かにしてくれるものとは何か?」に対する答えを、観客それぞれの心に導き出していく。
テレビ局の記者を目指しているサンウォン(イ・チョニ)は、就職面接官の部長から仕事ぶりを見たいという理由で、最近ネットを賑わせている事件を極秘取材することになった。 「恋人が魚の姿になってしまった」と投稿していた女性ジンは、ネットが炎上していてもメゲない強靭なメンタルを持ち、あの日の出来事をサンウォンに語り始める──。

どこにでもいるごく平凡なフリーター青年パク・グ(イ・グァンス)は、新薬を飲んで寝ているだけで30万ウォンの謝礼が出るというカンミ製薬会社の臨床実験に参加。ところが翌朝、謎の副作用で「魚人間」に突然変異してしまう。

臨床実験の責任者だったピョン博士は「体内でタンパク質を無限に供給し、食糧難を解決する実験をおこなっていた」と弁明するが、製薬会社の非道な実態を知った国民の怒りは爆発。

その一方で、魚人間パクを通して明らかになる若年層の過酷な現実にも注目が集まり、就職難で困窮する若者たちのヒーローとなったパクは、社会に対して不満や不信を募らせる多くの人々の象徴と化し、追っかけファンの出現やグッズ発売などの爆発的シンドロームを次々と巻き起こしていく。だが実は、パクの体はますます魚化が進行し、もはや数分おきに大量の水分を補給しないと身がもたない状態に陥っていた…。

一夜限りの関係を持った女友達ジン、熱血漢の新米テレビ局記者サンウォン、息子の為に賠償金獲得を狙う父親、人権派弁護士たちは、それぞれの事情を背負いながらも私欲にまみれた製薬会社に対して真実を明るみに出すべく動き出すのだった――。
1985年7月14日生まれ。東亜放送芸術大学新聞放送学科。190cmの長身を活かしたモデル時代を経て、TVドラマや映画で愛嬌のある役柄を好演。バラエティ番組「ランニングマン(原題Running Man)」の親しみやすいコミックキャラクターがアジアで大人気となる。チュ・ジフン、チソンと共演したサスペンス映画『コンフェッション 友の告白』では明るいイメージを反転させた吸引力のある演技を披露し、個性派俳優としての地位も確立。特殊メイクをまとったユニークな魚男を演じた本作は、イ・グァンスにとって記念すべき初主演映画となった。
「シークレット・ラブ」〈TV〉(14)/「大丈夫、愛だ」〈TV〉(14)/『ダイナマイト・ファミリー』(14)/ 『コンフェッション 友の告白』(14)/『マイ・リトル・ヒーロー』(13)/『ワンダフル・ラジオ』(12)/「優しい男」〈TV〉(12)/『僕の妻のすべて』(12)
1990年2月12日生まれ。早くも子役時代から注目され、18歳で若きシングルマザーを演じたコメディ映画『過速スキャンダル』で百想芸術大賞、青龍映画賞、韓国映画評論家協会賞ほかで新人女優賞を総ナメにした。ドラマ「ああ、私の幽霊さま」、映画『過速スキャンダル』『私のオオカミ少年』では美しく透き通った歌声も披露。等身大のナチュラルな魅力は“恋人にしたい女優“ “守ってあげたくなる女優”と称され、誰からも愛される二十代女優のトップの座を確立。本作では、小悪魔的キャラクターで作品にリズムと奥行きを持たせている。
「ああ、私の幽霊さま 」〈TV〉(15)/『恋するインターン ~現場からは以上です!~』(15)/『京城学校:消えた少女たち』(15)/ 『僕らの青春白書』(14)/『絶対クリックしてはいけない動画』(12)/『私のオオカミ少年』(12)/『過速スキャンダル』(09)/ 『うちの学校のET』(08)/『超感覚カップル』(08)/『ジャングルフィッシュ』(08)/「走れサバ!」〈TV〉(07)
1979年2月19日生まれ。ソウル芸術専門大学演劇科を卒業。ローラーブレイダーたちを描いた映画『台風太陽 君がいた夏』で候補者1300人の激戦をくぐり抜け、長編映画デビューにして初主役にキャスティングされた。モデル出身のスラリとした体型と端正な顔立ちでTVドラマとスクリーンの両方で着実に演技キャリアを伸ばし、現代劇から時代劇まで変幻自在のキャクターを体現化してきた。真実を追求する新人記者役を熱演した本作では、物語を堂々と牽引し、なくてはならないバランスメーターの役割を果たしている。
『犬どろぼう完全計画』(14)/『バービー』(12)/『10億』(09)/「大王世宗(テワンセジョン)」〈TV〉(08)/ 『ビューティフル』(07)/『台風太陽 君がいた夏』(05)/『オオカミの誘惑』(04)『彼女を信じないでください』(04) 『氷雨』(03)/『浮気な家族』(03)
1954年4月1日生まれ。国語教師や小説家など異色の経歴を経て、93年に脚本家として映画界に進出。監督デビュー作『グリーンフィッシュ』はカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭やブラチスラバ国際映画祭で審査員特別賞を獲得。『オアシス』ではヴェネツィア国際映画祭 銀獅子賞(監督賞)を、『ポエトリー アグネスの詩』はカンヌ国際映画祭 脚本賞に輝くなど、韓国映画が国際的な評価を受ける先駆け的存在となった。社会的弱者がおかれた絶望と希望を温かな視点で見つめ、詩的で印象深いその作風は“ラストシーンの映像作家”と呼ばれる。近年は『私の少女』『冬の小鳥』など名プロデューサーとしても手腕を発揮し、本作はイ・チャンドン史上最も軽快なコメディ要素満載ということもあり、ファンの間では革命的だと注目されている。
『私の少女』(14) 製作/『ポエトリー アグネスの詩』(10) 監督/脚本/『冬の小鳥』(09) 製作/ 『情事 セカンド・ラブ』(07) 製作/『シークレット・サンシャイン』(07) 製作/脚本/監督/ 『オアシス』(02) 脚本/監督/『ペパーミント・キャンディー』(99) 原作/監督/脚本/『グリーンフィッシュ』(97) 脚本/監督
1983年3月3日生まれ。想像力に満ちたユニークな世界観の短編作品を数多く手がけ、2013年カンヌ国際映画祭短編部門パルムドール受賞作『セーフ(原題Safe)』の脚本家として国際舞台で名が知られるようになった。韓国芸術総合学校に在籍中に、尊敬するイ・チャンドン監督と映画製作をおこなえるコンペティションがあることを知り、思い描いていた本作のアイディアが見事に選ばれた。第1回長編監督作となる本作では、力強い社会的メッセージを基調にしながらも、大衆受けするエンターテイメント性を絶妙なバランス感覚で散りばめ、また、卓越したビジュアルセンスでインパクトのある映像世界を実現。観客の五感を楽しませることができる、今後が最も期待される監督である。現在は、ギャンブル・エンタテインメントシリーズ『タチャ』の第3作の脚本を執筆中。
『セーフ(原題Safe)』(13) 脚本/『サフォケーション(原題Suffocation)』(12) 監督・脚本 / 『グリーン・スライム(原題Green Slime)』(12) 監督・脚本 /『エンカウンター・オン・ザ・シー(原題Encounter On The Sea)』(09) 監督・脚本
Q:『フィッシュマンの涙』は、どのような映画なのか教えてください。
これは、魚人間に突然変異してしまったパク・グという若い男と、その後、彼や彼の周囲の人々に降りかかる出来事を描いた映画です。
Q:この映画を作ろうと思ったきっかけは何ですか?
韓国芸術総合学校に在籍中、大学とCJ E&M の共同プロジェクトで優勝すれば、尊敬するイ・チャンドン監督と一緒に脚本を推進できるというコンペティションがあることを知りました。そこで、私が頭に思い描いていたアイデアを企画としてまとめたものが、幸運にも選ばれたのです。
Q:この映画のアイデアは、どこから生まれたのですか?
私はしょっちゅう図書館に入り浸って、写真やイラストをたくさん目にしていました。ある日、ルネ・マグリットの「共同発明」という絵を見つけ、一人の魚人間が砂浜に横たわっているその絵に、目が釘付けになりました。画家の意図やメッセージが何であったにせよ、私はその絵が滑稽でとてつもなく寂しいと感じました。たまたまその日が、そういう気分だったのかもしれませんが、その絵から伝わってくるバカバカしさと無力感が、私だけでなく今の韓国に住む同世代の人たちに通じるように思えたのです。
Q:撮影中、最も大変だったのは何でしたか?また、その経験からどのようなことを学びましたか?
予算が厳しかったこと、時間が限られていたこと、寒い中の撮影が大変でした。この経験から、映画を作りたいなら、十分な予算と時間、それから暖かい気候が必要だと痛感しました。
Q:監督として、どのような点に最も気を配っていましたか?
段々と変異を遂げて魚になっていく人間と、むしろその魚男以上に突然変異体のような周囲の人間たちを描きたいと思いました。私は俳優たちに、登場人物たちにはハーモニーを壊さない範囲で大げさに演技をするように伝えました。
Q:メインキャストの三人の俳優たちとベテラン俳優たち、特にパク・グを演じたイ・グァンスについて聞かせてください。
魚人間のパク・グを演じたイ・グァンスは、面白味と真面目さを備えた俳優です。韓国で人気バラエティ番組に出演していて、コミカルなキャラクターで人気を集めています。そんな彼が、映画『コンフェッション 友の告白』では複雑で生真面目な役を見事に演じてみせ、観客を驚かせました。将来有望な俳優であり、演技の幅を広げるために努力し続けています。この映画の製作過程で困難なことやうまくいかないことも様々あったにもかかわらず、魚人間という特異なキャラクターを演じるにあたり、熱心に没頭してくれたことにとても感動しました。
サンウォンを演じたイ・チョニは、映画の中でも実際の人柄も、少年のような純粋さを備えた俳優です。大げさに演技することなく素で演じてくれたので、観客は自然にこの役柄を受け入れることができました。イ・チョニがもともと持っている独特な持ち味が、サンウォンという役に見事にはまったのだと思います。魚人間を筆頭に、この映画にはユニークで色濃い登場人物ばかりが出てきますが、その中でイ・チョニは、みんなのバランスを保つという重要な役割りを果たしてくれました。彼は本作で誰よりも登場シーンが多く、私と話す機会が最も多かった俳優です。 ジンを演じたパク・ボヨンは、若くしてすでに輝かしいキャリアを築いている人気女優です。ヒット映画の『過速スキャンダル』や『私のオオカミ少年』など数多くの作品で、可愛くて愛される主演女優を演じてきました。「ジン役はこれまでに演じたことのないような役で、とても楽しかった」と言ってくれました。まるでベテラン俳優のように素早く役に入り込んでしまえることに感銘を受けました。また彼女は、撮影現場で素晴らしいムードメーカーでもありました。
イ・グァンス、イ・チョニ、パク・ボヨンの三人のメインキャストに加え、ベテラン俳優たちも映画に不可欠な重みを添えてくれました。
弁護士役を演じたキム・ヒウォンは、演劇界でデビューし、ドラマ「星から来たあなた」や映画『アジョシ』などで活躍する有名な俳優です。現場で見せてくれた彼の凄まじい集中力と即座に役になりきれる姿に、非常に驚かされました。
主人公の父親パク・サンチョルを演じたチャン・グァンは、『トガニ 幼き瞳の告発』『怪しい彼女』ほか多くの作品で多岐にわたる役柄を演じてきたベテラン俳優です。私が求めていたのは、頑固で保守的な父親像でした。彼との多くの対話を通して、父親世代の心理や心の奥底にある恐怖心について、深く知ることができました。
教授役を演じたイ・ビョンジュンは、日本のドラマのリメイク「のだめカンタービレ ~ネイル カンタービレ」などで知られ、驚くべきエネルギーに溢れた俳優です。サンウォンの上司役チョン・インギは、『海にかかる霧』『チェイサー』他あまりにも多くの作品で幅広い演技経験を持っています。
そして、たったワンシーンではありましたが、『ベルリンファイル』の大俳優ミョン・ゲナムに製薬会社の社長を演じてもらえたことは、とてもラッキーでした。ミョンの存在は、映画に重厚感をもたらしてくれました。
Q:どのようにメインキャストを決めていったのですか? 脚本を書いているときに、すでに俳優を想定していたのでしょうか?
脚本を書いている段階で思い描いていた俳優たちのほとんどをキャスティングできたので、とても幸せでした。低予算だったので、キャスティングの部分が一番心配だったのです。結果的には、ギャラが低額だったにもかかわらず、脚本を読んだ俳優たち全員が映画への出演を快諾してくれました。
イ・グァンスが魚男の役を演じることに同意してくれた時、「映画の中でまったく顔を見せない役ですが、それでもいいですか?」と確認しました。彼は「魚を演じる機会は恐らくこれっきりだろうから」と出演の意志は変わらないと言ってくれたのです。撮影後になって「本当にワンシーンも顔を出さないなんて、思ってもみなかった」と冗談混じりで話していました(笑)
Q:この映画の製作にあなたを駆り立てた事件や出来事があったのですか?
本作のアイデアを思いついた当時、韓国には様々な社会政治的な問題が発生しており、それらはコメディ以上に不条理なものでした。経済は落ち込み、社会情勢は緊張を帯びていました。政治、マスコミ、社会全体が腐敗にまみれ、信じられないような不祥事が毎日のように新聞を賑わせていました。これらの問題はなんの変化ももたらさず、社会は依然として同じままで、私を含めた若い世代たちは深い無力感にとらわれました。ルネ・マグリットの「共同発明」という絵を見てどうしようもない無力感を覚えたのも、時勢のせいだったに違いありません。人間の足と魚の頭部を持った男のユニークなイメージを見て、グロテスクなまでに歪んだ韓国と、行き詰まりを感じて深い憂鬱にとらわれた若者たちの姿を描く映画を作りたいと思ったのです。
 
Q:次回作の企画はありますか?
企画はたくさんあがっていますが、まだどれも具体的ではありません。次回はもう少し余裕のある予算と時間、暖かい気候の中で製作したいと願っています。
Q:その他にメッセージがあったら、ぜひお聞かせください。
過去数年間の韓国という国の政治における理不尽な出来事と社会問題について、是非調べてみてください。より一層、『フィッシュマンの涙』を楽しんで頂けると思います。
『フィッシュマンの涙』の映画の製作を実現させてくれた、すべてのキャスト、スタッフの皆さん、韓国芸術総合学校、ウサンフィルム、CJ E&Mは、格別の勇気と熱意を注いでくれました。様々な困難があったにもかかわらず、私を支え続けてくれたことに、心から感謝したいです。
Q:作家活動以外にも様々な活動を行っている志茂田景樹さん。奇抜なファッションセンスも注目されるが、映画『フィッシュマンの涙』の主人公はむしろ“平凡でありたい”と願う青年です。志茂田さんは“平凡でありたい”“普通でありたい”というような願いを持ったことはありますか?
A.少年時代とか青年時代には思わなかったです。10代~20代の頃はどこかギラギラしているところがあるじゃないですか。それなりの野心を持っていたり、そういう時ってなかなか“平凡になりたい”という気持ちは出てこないんですよ。上昇しようとしているから。 特に20代~30代前半にかけては、自分がどこへ行こうとしているのか模索している時期で、後半は目指すものが出来て、普通でありたいと思うような余裕がなかったのです。一般的に、普通でありたいと考えることは一種の余裕の表れだと思うんです。僕にはそういう余裕は無かった。 むしろ30代後半~40代は、作家になったりそれ以外のことにも手をつけたりしてそれまでと状況が変わり、精神的に疲れを感じるような時に、時々、“平凡になりたい”と思ったことはありました。たぶん平凡になりたいというのは、自分の静かな、ゆったりした世界を持ちたい、ということなのではと思います。
Q.志茂田さんはtwitterでお悩み相談を受けてらっしゃいますね。昨今、“平凡になりたい”という若者が多いような印象を受けますが、実際にそういった相談を受けることはありますか?
A.時々あります。ただ、“平凡”という言葉の意味は人によって違いますね。生活環境や自分の生き方を平凡にという意味もあれば、実際に心のリズムを崩している方もいる。後者の場合、色々な物事を深刻に捉えて落ち込んでしまうから“平凡になりたい”。この映画の主人公の場合、新薬開発の実験台で魚男になる前は全然目立たない、むしろ平凡よりもさらに地味な青年で、魚男になってからは波乱万丈。彼の場合は、こうなる前の自分に戻りたい、穏やかな自分なりの生き方をしたい、ということですね。
Q.志茂田さんも様々な活動をしてお忙しくされていますが、穏やかな生活を送りたいと思うことはありますか?
A.僕は、自分の時間のなかで良い意味で“孤独の時間”を持つようにしています。孤独の時間というのは、自分を見つめ直す時間で、その時だけは誰も入り込めない自分だけの世界を作っています。そういうところで、意外と自分自身を癒しているのかもしれないですね。
Q.今回はそんな「フィッシュマンの目から何が見えるだろう」をテーマに、魚の目玉をモチーフにした魚眼チョコを作って志茂田さんを癒しに参りました!これは初日来場者50名様限定(対象劇場:シネマート新宿、HTC渋谷、シネマート心斎橋、シネ・リーブル梅田、元町映画館)にプレゼントするお菓子です。
A.本当に魚の目玉ですねえ…。なんか、お椀で沐浴する誰かに似てますね、あのお父さんに…。最近、魚は切り身しか知らない子供もいるみたいでね、僕らの頃は、焼き魚や煮魚というと、親からまず目玉を食べなさいと教えられましたよ。いまも外食などでは、やっぱり目玉から食べてます。色々なエキスが集まっていて、本来目玉を食べるということは贅沢なことだと思います。
Q.召し上がってみて、どうですか?中身は何だと思います?
A.うーん…果物のような気がするけど、ゼリー?
Q.何のゼリーでしょう?

A.難しいなあ…桃?
Q.実は…鰹の煮凝りなんです!
A.あ~っ、煮凝りね。煮凝りにしては、良い感じに甘味が付いていますけど、これはチョコの甘さが自然に付いているのかな?珈琲の後なんかにいいですね。それと意外とブランデーにも合いそう。お味は良いですね。
Q.こちらは劇場で販売される魚眼チョコです。中身は先ほどの魚眼チョコとは違うんですが、何が入ってると思いますか?
A.うーん、シナモンでもないし、豆系のなにか?
Q.魚系です。
A.魚粉?
Q.正解は…鰹節のクッキーです!
A.あ~、その気で食べてみると確かに鰹の味がしますね。変にくどくなくて、かといってあっさりもしてなくて、良い深みが出ていますね。美味しいです。
Q.この映画は一風変わった青春映画ですが、志茂田さんはどのように本作を観ましたか?
A.思ってもいなかった状況に追い込まれた時に、人は「こんなはずじゃなかった」「こんなことはありえるか」「これは悪夢じゃないか」と拒絶します。例えば震災で、家を流されたり、近しい人を亡くしたりした方も、こんなことがあろうかと茫然として信じられない。でも、立ち直るということは、それらを受け入れなければならないわけです。受け入れるということは、本当に難しいことです。フィッシュマンの場合は、その自分を受け入れることで、心の安らぎを得たのではと思います。受け入れるということがどういうことかを、教えてくれる映画ですね。
志茂田景樹
作家、絵本作家、タレント、よい子に読み聞かせ隊隊長。1940年3月25日生まれ、おひつじ座静岡出身中央大学法学部卒。1976年秋に『やっとこ探偵』第27回小説現代新人賞、1980年には『黄色い牙』で第83回直木賞受賞。近年は子供たちへの絵本の読み聞かせ隊の隊長として全国各地で読み聞かせ公演も行っている。また、twitterでは、@kagekinekoのアカウントで、25万人を超えるフォロワーに支持されている。心温まる名言集と子猫の写真がコラボした「猫様のお言葉(ネコトバ)」が絶賛発売中(販売サイト:http://nekosama.tokyo/calendar/)。
初日限定 来場者プレゼント

① 魚眼チョコレート煮凝りタイプ(先着50名様限定/無くなり次第終了)

対象劇場:シネマート新宿、HTC渋谷シネマート心斎橋、シネ・リーブル梅田、元町映画館
劇場販売物

① 魚眼チョコレート鰹クッキータイプ(無くなり次第終了)
販売価格:時価(魚だけに)

② 「中西怪奇菓子工房。」オリジナルキャラもぎ取るくん×フィッシュマンの涙コラボクッキー(無くなり次第終了)
販売価格:時価(魚だけに)

対象劇場:各劇場へお問い合わせください。